引きこもりの日記

僕は今まで嘘ばかり吐いてきたのでここでは本当のことを書こうと思います

素でいいやつ

本当に不思議なことに、根っからいいやつっているもので

僕は偏屈で嫌な人間だから、一体どうしたらそんな人間になれるんだろうと羨ましく思ってた

実際そういう人になりたいと、日々の言動を心がけたこともある

でも僕が笑うのは人の顔色を伺う時で、人に感謝を述べる時はいい人だと思われたいからで

行き着く先はいい人ぶってる根は嫌なやつなだけだと気付いてやめた

結局、心に湧き出るくだらない嫉妬や悪意までは抑えきれなかったのだ

僕が人と話すときは余計なことばかり考えているのに、そういう人はすごく自然に振る舞っていて

生まれも育ちも違うんだろうなって思うと、何もかも自分と対照的に見てしまって接するのがすごくつらくなった

優しく接してくれている人が、いつか僕の本当の人間性を垣間見て「何なんだこの人は」って表情を曇らせてしまう時がくるんじゃないかと思うと怖くなって、自分の姿が目に晒されてるのが苦痛だった

認識して欲しくなかったから、一切話しかけないでくれとすら思った

時間が経ってSNSで悪意が撒き散らされるのを見て、実は僕みたいな人間は少数派ではなかったことに気付いたけど、全く救われた気持ちにはならなかったな