引きこもりの日記

僕は今まで嘘ばかり吐いてきたのでここでは本当のことを書こうと思います

生きる意味

僕は中学生で不登校になり引きこもりになった

一般的には引きこもりは抑うつ状態にあるとか暗いイメージを持たれがちだと思うのだが

当時の僕はむしろ学校に行かなくて良くなったので、日々清々とした気持ちで過ごしていた(これ結構あるあるでは?)

とは言え、親は怒っていたのでテレビは壊されてしまい、見るものもすることもない

気分は明るくても引きこもりは毎日暇なのである

だから僕は一日中ラジオを聴いていた

特にお気に入りだったのが深夜のラジオで、娯楽がない僕が唯一笑えるコンテンツだった

ある日いつものように椅子に座って足をぶらぶらさせながら深夜のラジオを聴いていたら、何故か、ふと思った

「僕は何のために生きているんだろう?」

本当に唐突に思ったので、答えに窮した

僕は引きこもりのくせに明るい性格だったし、当時は自殺するやつは馬鹿だくらい思っていたので、生きる意味は何かあるはずと思った

でもいくら探しても出てこなかった。強いて言うなら今聞いてる深夜のラジオくらいかな、というのがその時の答えだった

自分はひょっとして惨めな存在なのだろうか?と恐ろしくなって、しばらく考え込んだ。ラジオはもう耳に入ってなかった

結局出した結論は別にそれで良いじゃんというものだった

深夜のラジオが笑えたので、それで良いことにしたのだ

生きる意味は大人になった今でも分からない

一応ゲームを作るとかいう夢みたいなものがあるからそれで良いということにする